ピルについて考える女性

妊娠する気がハナからないなら、避けられる手段があるのならば、その手段を活用しましょう。ピルによって避けられる想定外をなくし、安心を得るためにピルについてもっと知りましょう。

殺菌作用が高まるピルの服用は家族性がんにも有効?

ピルは、生理期間の7日間を除いた21日間毎日服用することで避妊効果を得る避妊薬です。

昔の女性に比べて生理や排卵の回数が増加したことで様々な病気や不調を抱えるようになった現代女性にとって、ピルは体や心の不調を改善していくためになくてはならないものといえます。

ただ、本来は膣内の浄化作用によって自然に弱酸性状態になり殺菌効果のある膣内は、ピルを服用することでピルに含まれるプロゲステロンの濃度が高まることによって酸性に傾きやすくなります。

そのため、ピルを服用しているとカンジダ膣炎などが発症しやすくなりますが、治療をしても再発を繰り返す場合には婦人科で相談することをおすすめします。

子宮内膜症や生理痛、PMSなどの症状の緩和に有効とされるピルですが、実は女性特有の臓器のがんの発症リスクも下げるといわれています。

卵巣を休めたり子宮内膜を薄くする作用があるため、子宮体がんや卵巣がん、最近では乳がんなどにも有効であるとされています。

卵巣がんの中でも、本人、親、兄弟姉妹、子の中のうちに3人以上卵巣がんの患者がいる場合や、本人、親、兄弟姉妹、子の中のうちの2人以上に卵巣がんの患者がいて、そのうち1人が40歳未満の若年性卵巣がんであり両方の卵巣、および多臓器にもがんがある場合には家族性がんと呼ばれています。

しかし、上の条件を満たしていると診断されたからといって必ずしも家族性卵巣がんとは言い切れません。
卵巣がんの発生リスクは食生活や生活習慣、肥満など食生活の欧米化によってさらに高まるとされています。

また、ピルを5年間継続して服用することで子供を3人以上産んだ人と同等の発がんリスクの低減効果があるとされています。

そのため、家族性がんに限らず服用を継続することで生理痛やPMSなどの症状の軽減だけでなく家族性がんの発生リスクが高い人にとって病気の予防として非常に有効だとされているのです。